2014年7月13日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




脱法ハーブ!凄く恐ろしいのは何故ですか?


2014年6月24日池袋駅西口での事故!車を運転していた名倉佳司容疑者の姿(恐ろしい)

脱法ハーブが絡んだ交通事故!後が絶えなくなっています。
そもそも脱法ハーブとは、乾燥させた植物の葉に、麻薬に似た化学物質を付着させたものです。


このハーブを吸引すると、「意識障害」・「おう吐」・「けいれん」・「錯乱状態」・「呼吸困難」・「記憶障害」・「無秩序行動」などの症状に陥り、池袋の事故のケースでは、「事故直前に購入した脱法ハーブを車内で吸った。途中から全く記憶がない」 と訴えているとの事でした。(車内で暴れていたそうです)


脱法ハーブ!恐ろしいのは何故だろう?


それは、どのような性質があるものなのか?使用している当事者も、そして調合した業者ですら、わからない現状があるからです。


上記のとおり、脱法ハーブは乾燥させた植物に化学物質を付着してもので、Aという脱法ハーブが法律で禁止になったとしても、違う化学物質を植物に付着させ、Bという脱法ハーブを誕生させている点です。(更新日現在、1200もの化学物質を法律で禁止しています)


つまり、法律で禁止をしても、あくどい業者は新たな化学物質を利用する事で、脱法化をしているのです


しかし、これはもの凄く恐ろしい事態をもたらします。


例えば、マリファナなどは、吸引するとどのようなやばい症状が現れるか?どのような危険性が存在するか?など、2000年以上の歴史が存在する為に、その経験から危機を救う事が可能です。


一方、脱法ハーブが恐ろしいのは、法律を逃れる為に常に新しい化学物質を使っており、どのような反応が起こるのか?わからない代物となっているからです。


つまり、脱法を目的としているハーブなので、製造している業者も、そして利用している本人も、どのような症状が出るのか?歴史が浅いが為に、良くわからない状態で販売しているのです。


これが、事故を起こす要因のひとつになっています。


「脱法ハーブは違法ではない!だから安全なんだ」という考えは間違いで、むしろ規制が厳しくなるにつれ、安全性が担保されない商品になっているのです。


最近、脱法ハーブで様々な症状が現れ救急搬送されるケースが全国で発生しています。中には死亡する事例が報告されていますが、その脱法ハーブはどのような特徴があるのか? お医者さんですらわからないが為に、治療が困難となっています。


誰もがその本質を理解できていない脱法ハーブ!絶対に手を出してはいけないのです(雑学研究家 安田泰淳)


    










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