2014年8月26日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




性病!自然治癒するのでしょうか?

今回のテーマは性病です。
例えば、クラミジアという細菌(性病)に感染してしまったとします。一方、人間には免疫がありますので、病原体などをやっつける力が備わっています。


このクラミジア!
人間の免疫で破壊する事ができるのでしょうか?


実は研究者の間でも、よくわかっていないのが実情のようです。
例えば、梅毒に関しては、国立感染研究所のHPで面白い言葉が記載されておりました。


「梅毒においても自然治癒があると考えられるが、 正確な統計はない」 → 死へと導く性病!梅毒とは何ですか? (安田雑学)


また、クラミジアに至っては、アメリカの論文でこのような記載がありました。 


感染者のうち45%が1年で自然治癒。資料①
95%の人が4年で自然治癒。資料①
20%の人が平均10日で自然治癒 資料②

資料① → The Journal of Infectious Diseases
資料② → PubMed - NCBI


喉に感染してしまった淋病に至っては、27%が11日間で自然治癒。

資料 → Sexually Transmitted Diseases


と書かれています。


一方、風邪薬などと一緒に処方された抗生物質が性病をやっつけたのではないか?という議論も存在し、うやむやになっているようです。


少なくとも、クラミジアに関しては自然治癒するとの論文が数多く存在し、海外では定説になりつつあるようです。


だからといって、治療を怠ると後遺症を抱えてしまいますので注意が必要です。「不妊」・「尿道炎」・「かゆみ」・「下腹部の違和感」・「おりもの」・「のどの痛み」 などを引き起こしますので、婦人科、性病科、泌尿器科で治療をしてくださいね。


淋病の感染率は約30%。クラミジアの感染率に至っては約50%程ありますので、社会の窓は清潔に(ノ´▽`)ノ  (雑学研究家 安田泰淳)  


    


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