著者 安田泰淳(雑学研究家)



花火の歴史!「たまや~」 と叫ぶのは何故?

Q、日本で最初に花火を鑑賞した人は誰でしょう~?
A、なんとなんと! 徳川家康だとされています。


当時の花火は打ち上げるものではなく、筒に火薬を詰め込み、火を噴かせて楽しんでいました。(現在でも手筒花火が存在します)


その後、打ち上げ花火を開発したのが鍵屋という花火屋さんです。(1717年) 1733年になると、隅田川の花火大会で6代目の弥兵衛さんが打ち上げ花火を披露し、大人気となるのです。


~~ その後 ~~


1808年、鍵屋で働いていた職人の中で、一番才能があった清七という天才花火師がいました。清七は鍵屋で一生懸命働いていたので、「そろそろお店を出してもいいぞ」と暖簾分けする事になるのです。


「玉屋」の誕生です。(ついにタマちゃんの登場♪)


鍵屋と玉屋の人気は絶大で、お客さんは応援する意味を込めて 「たまや~~♪」 「かぎや~~♪」と叫ぶのでした。


しかし・・・ 1843年に事故が起こります。


玉屋の打ち上げた花火が原因で火事になってしまうのです。
玉屋は追放!江戸から立ち去る事となるのです。


鍵屋よりレベルの高い花火を打ち上げていた玉屋の突然の廃業に、庶民たちはがっかりしちゃいました。 玉屋に対する庶民の思いは強く、花火を見る度に「たまや~」と叫ばれ続け今日に至るのです(><) (雑学研究家、安田泰淳)


    








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