著者 安田泰淳(雑学研究家)



人は集団になるほど力を抜く!リンゲルマン効果とは何ですか?

世の中には面白いことを調べる人がいるもんだ。
フランスの心理学者!リンゲルマンさん(1861 - 1931)ですよ!


彼は何人かのグループで綱引きをさせたのですが・・・
そこには興味深いデータ結果が表れたそうです。


一人で綱引きをした時の力の入れ方を100とすると
二人で綱引きをした時は、一人当たりの力が93に減少したそうです。さらに三人で綱引きをした場合は85・・・・


そして、八人で綱引きをした場合は・・・・
なんと!一人当たりの力が49にまで減少したそうです。


リンゲルマンさんは考えます。
『集団になればなるほど、他の人がなんとかしてくれるだろう!という手抜きの心理が無意識のうちに働いてしまうのではないか。』 ← これを心理学用語でリンゲルマン効果とよんでいます。


例えば・・・ 電車のホームで人が倒れています!
ホームに自分しかいない時は迷わず手を差し伸べる傾向にあるようです。しかし、このホームに多くの人がいた場合・・・ なかなか手を差し伸べようとはしないのです・・・。


「他の人がなんとかしてくれるだろう」


人口が密集している都心ほど周りに無関心! これも、リンゲルマン効果が働いていると考えられます。この心理学を知っていれば、目の前に困っている人を助けられるかもしれませんね^^v


この心理を実用化する事はできないだろうか?


例えば・・・
社長は部下に対して、〇〇のお仕事を五人でやってくれ!と頼んだとします。この場合、リンゲルマン効果が働いてしまうので、100パーセントの力を発揮できない環境を作ってしまいます。


一人一人の責任を明確にし、
Aさんは〇〇の担当! Bさんは〇〇の担当!


つまり、
「本人がやらなければお仕事は終わらないよ~」という環境を作ることが大切になってくるかと思います。


頭の片隅にリンゲルマン効果を入れてくださいね(^ο^)ゝ (雑学研究家 安田泰淳)


    









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