著者 安田泰淳(雑学研究家)



松竹梅の法則って何ですか?飲食店の戦略に惑わされるな!

お寿司でもイタリアンでも結構です♪
三つの注文表があった時、皆さんはどれを選びますか?

Aコース  3,000円
Bコース  5,000円
Cコース 10,000円


実物を見なければわかりませんよね☆


しかし、心理学を用いると、Bのコースを選ぶ人が圧倒的に多いのです。人間には見栄を張る傾向にあるので、Aコースを選ぶ人はそれほどいません。かといって、Cコースでは高すぎる!


このような心理が働くために、選択肢を三つ提案すれば、Bコースを選ぶ傾向が高いのです! 真ん中のコースを選んだほうが無難ですからね・・・・・(ちなみに、ネットショップではAコースを選ぶ傾向が強いようです)


これを松竹梅の法則といいます。


飲食店の経営者の中にはこの松竹梅の法則を利用して販売促進に努めている方も存在します。 この松竹梅の法則をさらに応用すると・・・・


その1 Bコースを利益率の高いコースにする。

イタリアン店長
「心理学の法則によると、Bコースを頼む人が多いと聞いた!お店は利益を一円でも多く稼がねばならない!ならばBコースでたくさんの利益をあげちゃいましょう~」とする手法です。


もう一つはこちら


イタリアン店長
「この不況でお客さんも冷静に判断するようになった!Aコースにするか?Bコースにするか迷っている方が多い!しかし、お店としては単価の高いBコースを頼んでもらいたい!」



「よし!BコースとCコースの金額差は5000円だが、BとCのメニュー内容をそれほど差のないものにしよう。そうすれば、お得感のあるBコースを選んでくれるだろう♪」


さらに
イタリアン店長
「Cの値段を引き上げよう!そうすればBとCの価格がひらき、Bセットの価格が安く感じるだろう」


このような心理学を用いて価格設定をするお店が存在します。
松竹梅の法則を頭に入れておけば、冷静な判断でメニューを選択することができますので、頭の片隅に入れておいてくださいね☆  (雑学研究家 安田泰淳)


    









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