著者 安田泰淳(雑学研究家)



プロ野球!折れたバットは箸になっていた

プロ野球で使用されているバットは ”アオダモ” という木から作られています。他にも、「スキーの板」や「テニスのラケット」などにも使われており、アオダモの持つ弾力性を上手く利用しているのです。


しかし、無計画な伐採と、植林を怠ってしまった結果・・・・
現在、高品質のアオダモを確保するのが困難になってしまいました。


バットとして使われるには樹齢70年以上のアオダモが必要です。また一本の木から4本~5本しか作れません。


つまり、アオダモが足りない状況なのです。


そこで、行政・野球関係者・バット製造者がタッグを組み、アオダモ資源育成の会を設立!北海道の大自然にバットの森を作るプロジェクトが立ち上がりました。(2000年)


アオダモ資源育成の会  ← ホームページ


一方、今まで折れてしまったバットは焼却処分されていました。


そこで、福井県にある兵左衛門(お箸の専門店)はプロ野球選手が使っていたバットを箸として製造・販売し、その収益の一部をアオダモ資源育成の会へ寄付しているのです。


箸の名前も ”かっとばし!!” です^^ 
バットを再利用させることで、自然問題を訴えかけているのです。 (雑学研究家 安田泰淳)


    









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