著者 安田泰淳(雑学研究家)



サッカーボール!白と黒だったのは何故?



今でこそおしゃれなサッカーボール☆
しかし、昔のボールは白と黒が主流でした。


派手な方が見やすいのに、
どうしてサッカーボールは白と黒だったのでしょうか?


サッカーボールの色が「白」と「黒」になる前(1960年代まで)は、「白一色」あるいは「茶色一色」だったそうです。


1966年のワールドカップでは茶色のボールが使われていました。


しかし、サッカーの練習場は土のグラウンドでしたので、茶色一色のサッカーボールだと、とても見づらかったのです。


逆に、白一色だと、プレーする人にとっては見やすいのですが、1960年代のテレビはモノクロでしたので、視聴者がボールを判断するのに一苦労していました。


そこで、”モルテン” という会社が、
「ハンドボールで使用しているボールがあるか、この白と黒のデザインをサッカーボールに応用すればいいのではないか?」と考えたのです。


結果
プレーをする人や、モノクロテレビで見る人がボールを認識しやすくなり、このボールのデザインが世界中に広がっていったのだそうです。


1970年のワールドカップから「白」と「黒」のボール(アディダスのテルスター)が使われるようになりました。 (雑学研究家 安田泰淳)


    









TOPページへ