2014年9月9日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




テニス!地上波で放送されにくいのは何故?

2014年9月9日、全米オープン(テニス)の決勝にコマを進めた錦織圭選手!健闘も及ばず、惜しくも準優勝に敗れました。お疲れ様でした~p(^^)q


地上波とは、衛星放送(人工衛星を用いて電波を送っています)と区別するために用いられている対義語です。地上の大型送信施設(スカイツリーなど)などを使い、一般の家庭に送られる電波です。


錦織選手の試合が見たかったのですが、地上波での生放送は結局行われず・・・ 録画放送に留まってしまいました。


それではここでクエッション!
テニスが地上波で放送されにくいのはいった何故でしょうか?


テニスにおける四大大会は、「全豪オープン」・「全仏オープン」・「ウィンブルドン選手権」・「全米オープン」です。 この4大大会すべてが5セットマッチ方式を採用しています。


先に3セットをとった方の勝ちとなりますので、5セットまでもつれてしまった時・・・ 物凄く時間がかかってしまいます。 一方、3セットであっけなく決着がつく事もありますので、試合時間が全く読めません。


特に2010年のウィンブルドン選手権では、3日にわたり計11時間5分の死闘(テニス史上最長試合)を繰り広げた試合もあり、時間に制約のある地上波では相性が悪いスポーツなのです。


途中でテレビ中継が終われば、その批判がテレビ局やスポンサーに向けられてしまいます(涙)


一方、WOWOWなどの衛星放送は時間に制約がなく何時間でも放送でき、その運営資金は視聴者が賄っています。『(スポンサーである視聴者のために、最後まで放送させて頂きますよ~(笑)』


近年、見ているお客さんも大変だ!という事で、3セットマッチでも良いのではないか?という声。一方、真のチャンピオンを決めるためには、今まで通り5セットでよい!という声があり、意見が分かれているのが実情のようです。 (雑学研究家 安田泰淳)


関連雑学 テニスの得点「15」→「30」→「40」の理由


    


次のスポーツ雑学へ ボーリング!三連続ストライクをターキーという理由