著者 安田泰淳(雑学研究家)



ナイジェリア人!ケン・サロウィワとは誰?

石油など、様々な資源があるというのに、どうしてアフリカの国民は貧困に悩まされているのだろうか? その理由の一つに、一部の人間が、権力や富を独占しているためだとされています。


権力 = 軍事政権    富 = ヨーロッパ資本


ケン・サロウィア(1941 - 1995)はナイジェリアの環境活動家でした。ナイジェリアは1960年代から1999年まで、軍人の独裁者が国を支配していたのです。


国を運営していくには力が必要です。
そこで、ナイジェリアの資源である原油を、シェルという企業に販売する事で外貨を獲得していたのです! そして、外貨を使って武器を大量に購入していた為に、国民の感情は武力によって抑え付けられていたのです。


ここで立ち上がったのがケン・サロウィワさんでした。
環境が悪化している事実を問題視し、非暴力という手法でシェルの操業に反対したのです。


1990年、サロウィアさんは環境問題や、石油で得た利益を国民に分配するようMOSOPという組織を結成します。


1995年、次第にこの動きが大きくなると、軍事政権の怒りをかってしまい、ある嫌疑をかけられ、サロウィアさんら9人が殺されてしまいました。


ケン・サロウィアの言葉です。
ナイジェリアという仮面の踊りにはもううんざりだ。
踊り手は我々の資源を奪い着飾っている。仮面の紐を握る、白人の目的を見極めなければ、仮面をはがすことはできない。


軍事政権とヨーロッパ資本(シェルなど)を批判したのです。


この処刑により、ヨーロッパである運動が起こります。

ヨーロッパの人たち
「シェルがナイジェリアの軍事独裁政権と手を結び、お金儲けをしているから、何時までたってもナイジェリアの人々は民主化(人民が権力を所有し行使できる仕組み)できないんだ。」


一部の人たちはナイジェリアの発展の為に、シェルに対する不買運動を起こし、企業イメージがダウンしたのです。 (雑学研究家 安田 泰淳)


    








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