2012年9月29日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



犬食文化の韓国!盲導犬は存在するの?

ご質問ありがとうございます。
記事を書くかどうか迷ったのですが、興味があったので簡単に調べてみました。

盲導犬についてですが、アジアで盲導犬が存在するのは「日本」・「韓国」・「台湾」のみです。中国は育成を開始しました。


つまり、韓国にも盲導犬は存在するのです。


日本には1000頭以上の盲導犬が活躍していますが、韓国では80頭。台湾では30頭ほどの盲導犬が存在しています。(2009年)


韓国で盲導犬の育成を開始したのは
日本で育成された盲導犬サーブがきっかけだったとされています。


1978年、亀山道夫、美智子夫妻の家に一匹の盲導犬がやってきます。名前をサーブといいました。外出が大変だった亀山さんでしたが、サーブが来てから生活が一変、安心して外出ができるようになったのです。


しかし、サーブがやってきて二年ほどたった時でした。


暴走した車が亀山さん目掛けて走ってくるではありませんか!それを察知したサーブはご主人様を脇へ導き、自らは車に体当たりしてご主人様を守ってあげたそうです。


結果、
亀山さんは軽症で済みましたが、サーブは足を切断することになったのです。この出来事を知った韓国では盲導犬を育成する気運が一気に高まり、育成を開始する事になるのです。。


追記
韓国では古くから犬を食べる習慣があり、ワールドカップを開催した際、FIFAから犬肉の追放を訴えられていました。


日本では古くから狩りの為に犬を飼っていた!との考えが定説となっていました。しかし、1990年代にその定説を覆す骨が発見され、食肉にしていたのではないか?とする説が有力となっています。


江戸時代、生類憐みの令が出されて以降、犬食文化は衰退した!とされています。


ちなみに、台湾でも犬食文化がありましたが、2001年に食用目的で殺してはいけない!とする法律ができています。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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