著者 安田泰淳(雑学研究家)



不思議の国のアリス症候群って何ですか?

1856年、ルイスキャロルが発表した児童文学に ”不思議の国のアリス” という本があります。 


はい(。・∀・)ノ゛ 
薬を使って、アリスが大きくなったり小さくなったりするお話しです♪


この話にちなんでつけられたのが、
「不思議の国のアリス症候群」 なるものです。


どういう症状なの~?


なんと! 
物が大きく見えたり、小さく見えたりする症状が現れるのです。


また、自分自身の体が大きくなったように感じたり、逆に小さくなったように感じたりします。


さらに、遠くにあるものが手の届く距離にあるように見えたり、その逆があったりと、目に障害があるわけでもないのに、これらの現象が出てしまいます。


原因は判っていません。
しかし、偏頭痛を抱える人に多く見られる傾向にあるようです。 また、ウイルスに感染した人や、統合失調症などの患者さんなどにも見られます。


この症状は子供が一時的に発症するケースが多いようです。


というのも、ほどんどの子供が感染する、エプスタイン・バールというウイルスが中枢神経系の炎症を引き起こしてしまい、このウイルスなどが感覚を混乱させているのではないか? ともいわれています。


お子様が、「大きく見える」・「小さく見える」 などと訴えましたら、不思議の国のアリス症候群を疑ってみてください。


一過性のケースが多いようです。


実は原作者である、ルイス・キャロルも偏頭痛をもっており、モノが小さく見えたり大きく見えたりする体験から、不思議の国のアリスを執筆したと伝えられています。(雑学研究家 安田泰淳)


    








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