2012年9月29日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家) |
盲導犬!日本でどのぐらい活躍してるの?
盲導犬の存在を知ってはいるのですが・・・
街で盲導犬を見かける機会がそれほどありません。
ご存知の通り、目の不自由な視覚障がい者の方を誘導する役割をはたしている盲導犬!実際にはどのぐらいのワンチャンが活躍しているのでしょうか?
実は盲導犬と生活をしている人はそれほど大勢いるわけではないのです。なぜならば、盲導犬の数が少ないからです。
〇「盲導犬が今すぐ欲しい」
〇「将来のことを考えると欲しくなる」
と思っている方は、
平成10年度でおよそ7,800人いました。
しかし、盲導犬の数は2011年3月現在、1,067頭しか存在していないのが実情です。
育成する団体にもよりますが、
盲導犬一頭にかかる費用は420万円ほどかかるとされています。
しかし、その運営資金の大部分を寄付金の収入で賄っていますので、どうしても限界が生じてしまうのです。
日本盲導犬協会の収支報告書を拝見すると、収支に占める寄付金の割合が75パーセントを占めており、盲導犬に関心を寄せている皆様の善意で、組織が成り立っている事がわかります。
少しでも盲導犬の存在を理解していただければ幸いです。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)
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