2013年11月6日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



お酒の缶に刻印されている点字!なんと書いてあるのですか?



視覚障がい者のお仕事が減っているので、新しい産業として点字名刺プロジェクトを立ち上げました。その為、点字に携わる機会が多くなりました。


ここで問題
「缶ビールに刻印されている点字は何と書いてあるのでしょうか?」


缶ビールの飲み口に点字が刻印されているのをご存知でしょうか?
目の不自由な視覚障がい者の場合、間違えてアルコールを飲んでしまってはたまったもんではありません(/o\)


そこで、アルコール類には、「おさけ」と点字を刻印して注意を呼び掛けているのです(´.ω.`;A) 



今年の夏に購入した日焼け止めにも点字が刻印されていました。


近年、ユニバーサルデザインの観点から、点字を見かける機会が増えてきました。 ユニバーサルデザインとは何ですか?



バリアフリー

障害があるから付け加える!これがバリアフリーの考えです。


しかし、この考えですと、障害がある人は向かって左側の通路を使い、障害のない人は右側の通路を使う!これだと、知らないうちにココロのバリアが生まれてしまい、差別意識が解消されないのではないか?このような提唱を訴える人が現れました。


昔むかし、アメリカでは黒人が差別を受けていたために、白人が使っているトイレを使うことができませんでした。 バリアフリーの考えでは、昔の差別と重なってしまう・・・


つまり、障害の有無で使われるものが異なるのは問題ではないか? そうではなくて、障害がある人もない人も、同じものを使うことができたなら、差別意識を解消する事ができるのではないか? これが、ユニバーサルデザインの考え方です。


このユニバーサルデザインの考えが少しずつ浸透してきており、様々なアイテムに点字を刻印されるようになっているのです。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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