2015年10月17日更新 出川雄一 (障がい者就労研究家) 
 




猫と飼うと統合失調症に?その因果関係とは


この記事の参考資料 → huffingtonpost

前回、統合失調症とは何ですか?というtテーマでレポートを書かせていただきました。


元々、統合失調症は精神分裂症という名前で呼ばれておりました。
しかし・・・ 「精神(心)が分裂(破壊)する病気なんだ」 と誤ったイメージが定着してしまい、印象があまり良くありません。


そこで、呼び方を改めようではないか? とする動きが見られるようになり、統合失調症という名称で統一されるようになりました。(2002年)


精神は神経伝達物質など、様々な要素が統合されて調和が保たれています。この様々な精神機能の統合が乱れている状態なので、統合失調症と呼ばれています。


統合失調症とは何ですか?(ココロスキップ)


この統合失調症について研究をしているのが、スタンレー医学研究所のE・フラー・トーリー氏 ・ ウェンディ・シモンズ氏。 スタンレー発達神経ウイルス学研究所のロバート・H・ヨーケン氏です。


彼らが注目したのが今まで解析されてこなかったアンケート。


1982年に行われたアメリカ精神疾患家族会によるものです。2125世帯を対象に行われたこのアンケート、ふたを開けると驚くべき統計がそこに示されていたのです。


なんと!統合失調症を発症した人のうち、50.6%が子供のころに猫を飼っていたのです。


それを裏付ける統計も存在しています。別の団体が調査した二つの結果においても、猫を飼っていた世帯は、それぞれ50.9%と51.9%だったのです。


猫と統合失調症、何らかの因果関係が存在しているのかもしれません。


この研究チームはある仮説を立てています。
「猫に寄生しているトキソプラズマが悪さをしているのではないか?」というものです。このトキソプラズマが人間の脳に侵入し、青年期後半に活性化、神経伝達物質を混乱させているのではないか?という説です。


以前、妊婦さんは生肉を食べてはいけません!というレポートを書きました。 → 妊婦さんは生肉を食べない方が! トキソプラズマ症とは


妊娠中、初めてトキソプラズマに感染すると、それが胎児に移ってしまい、流産、または赤ちゃんの脳や目などに障害が出る事があるのです。よって、妊婦さんがお肉を食べる場合、半生ではなく、しっかり焼く事が大切です。


猫と統合失調症。
もし気になるようでしたら、頭の片隅に入れておいてくださいね。
(障がい者就労研究家 出川 雄一) 2015/10/17